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2011年1月11日アーカイブ

「誰でも鍛えれば体は柔らかくなる」と話すのは、筋肉を研究する東京大の石井直方教授(身体運動科学)です。体の柔らかさの指標は関節が動く範囲で1.骨と骨の連結の仕方 2.じん帯などの方さ 3.関節を動かすためのための筋肉―によって決まります。

1、2は生まれつきもありますが、肩や股などの関節を動かす筋肉は鍛えられます。これらの筋肉を限界近くまで意識して伸ばす運動を続ければ、体は柔らかくなります。

このほか、石井さんが注目するのは、上半身と下半身をつなぎ、体の柔軟性に重要な「体幹(たいかん)」です。体幹は首や手足以外の胴体部分を指し、ストレッチなどで鍛えれば、全身を使ったしなやかな動きができるようになるといいます。

まずは、腰を固定したまま両腕を胸の前で交差させた上で、背中を丸め、へそをのぞき込むように上半身を前に倒します。しばらくしたら、胸を張って背中をそらしてみましょう。

次に正面を向いたまま上半身だけを左右交互に曲げるストレッチ、さらに上半身だけで後ろを振り向くストレッチも試してみましょう。いずれも、腰を動かさないのがポイントです。

高齢者の場合、体が硬いと転んだときに大腿骨(だいたいこつ)を折りやすくなります。「柔らかい体を保てば体全体のしなやかな動きで、お尻から地面に落ちるなどしてけがを防ぐことができる」と、石井さんも話しています。

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