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2009年6月24日アーカイブ

体臭は年齢によって変化します。中高年になると気になるのが加齢臭です。

年を重ねると、皮脂腺から出る皮脂酸の一種、パルミトオレイン酸が増えるのと同時に、皮膚のシミなどを作る過酸化脂質も増えます。過酸化脂質によってパルミトオレイン酸が分解されると「ノネナール」という加齢臭になる物質ができるのです。

ノネナールを10年前につきとめたが資生堂研究所です。「40歳過ぎから加齢臭がするようになってくる。性別に関係なく加齢臭があるが、女性のほうが体や服を清潔に保つよう務めるため、男性のほうがにおいやすい」と同研究所香料顧問で加齢臭を研究した中村さんは話しています。

加齢臭対策には、体を清潔にすることはもちろんですが、ストレスや慢性の病気などで体に負担をかけないことが大切です。これは、負担がかかると過酸化脂質が増えるためです。

昨年、加齢臭とは異なる30歳代男性のにおいとして脂肪酸の一種「ペラルゴン酸」が特定されました。解明したライオンビューティーケア研究所によると、30歳代の男性は皮脂の分泌がピークをむかえるそうです。首や胸、背中から分泌された皮脂が酸化してペラルゴン酸になります。使い古した食用油のようなにおいだそうです。

同研究所の研究員は「30歳代はストレスも多く、そうした要因が合わさって皮脂が酸化しやすくなるのでは」と推測しています。

植物の種子の抽出液が酸化の抑制に効果があることが分かっていて、こうした成分が含まれるスプレーなども市販されています。ただ、スプレーは噴霧しすぎると肌をいためることもありますので、使用の際には気をつけてください。

また、においが気になり出したら、におい対策のせっけんなども併用することをおすすめします。

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