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2009年9月 8日アーカイブ

ぽっこりおなかをへこますには、内臓の入った腹腔(ふくくう)を脇からコルセットのように引き締める「腹横筋」の強化が効果的です。その方法として、ボディービルダーで、身体運動科学が専門の東大教授である石井直方さんが勧めるのが「ドローイン(Drow-in)」という動作です。

英語で「内側へ引く」という意味になります。きついズボンをはこうとして、腹をへこます動きと同じものです。呼吸は止めなくてもかまいません。「簡単な動きだが、これで『腹横筋』が緊張し、強化される」と石井さんは話しています。

最初は1回に30秒ぐらいを目安に、腹をへこました状態を保ちます。慣れてきたら、時間を延ばしたり、回数を増やしたりして、より強化を図ってください。

このドローインを続けると、一ヶ月程度でも腹囲減少が期待できます。

しかし、これで脂肪が減ったと思うのは間違いです。「効率的に脂肪を減らすなら、やはり有酸素運動だ」と石井さんは指摘してます。ウオーキングなどの有酸素運動は、持続的な運動で酸素を消費し、脂肪を燃やす効果があります。

そして、この有酸素運動にドローインを組み合わせると、さらなる効果が期待できるそうです。石井さんらが行った実験では、10分間の歩行で、ドローインしながらの歩行と通常歩行を30秒ずつ交互に繰り返すと、通常歩行だけの場合よりカロリー消費量が40%前後上昇しました。

おなかが気になる方は、ぜひ、このドローインとウオーキングを組合せて、やってみてください。内蔵脂肪は、皮下脂肪よりも3倍ほど減りやすい性質だそうなので、努力も現れやすく、やりがいもあると思います。

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