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2010年8月24日アーカイブ

体によいとされる食物はたくさんありますが、その効果もきちんとかんで消化してこそです。ですが、しっかりとかむことができない人が意外と多いそうです。「咀嚼(そしゃく)は、歯のほかに、あごの関節や筋肉、舌、神経などがかかわり合う、とても複雑な運動。どれに問題が起きても、きちんとかめなくなる」と日本顎咬合(がくこうごう)学会常任理事の上濱正(うえはまあきら)さんが解説しています。

歯がすり減ったり欠けたりしても、慣れると違和感を感じなくなります。しかし、無理なかみ合わせで食べ続けると周囲の健康な歯に負担がかかってもろくなったり、あごの関節がずれたりするなど、さらに大きな問題を引き起こす心配があるのです。

自己チェックで、かみ合わせの異常を早期発見するために同学会が開発したのが「咬合スコア」です。最近1ヶ月間について、六つの項目(下記参照)に対し、答えが「ほとんどない」なら0点、「少しある」なら3点、「ある」なら5点を足します。合計が6~8点の場合、かみ合わせに異常がある可能性があり、9点以上なら、大きな問題があると考えられます。

6点以上でも必ず治療が必要とは限りませんが、専門家に看てもらうことをすすめします。同学会のサイトも参考にしてみてください。
⇒ 日本顎咬合学会

かみ合わせチェック
最近1ヶ月間について

  • かみ合わせの位置が定まらないと感じる
  • 口が思うように開かなかったり、あごがスムーズに動かない
  • かみ合わせの高さに不満を感じる
  • 自分の歯並びが気になる
  • 歯ぎしりや歯を強くかみしめる癖がある
  • 左右どちらか一方でかむ癖がある

また、かむ回数を増やしてあごを丈夫にするには、下記の日本食がおすすめです。「まごわやさしい」と覚えましょう。

ま・・・豆類・豆製品
ご・・・ゴマ
わ・・・ワカメ・昆布などの海藻類
や・・・野菜類
さ・・・魚・イカ・貝などの魚介類
し・・・シイタケなどのキノコ類
い・・・イモ類

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