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2008年11月18日アーカイブ

先日、放送された「ビューティーコロシアム」という美容の番組の中で、美容クリニックの医師が「美しさの大前提は健康」ということを言っていましたが、確かにそのとおりだと思います。健康美を目指して、今日は水虫のお話です。

冬に治った水虫が、夏になってまたかゆくなり再発ということがよくあります。そんなことから水虫は治りにくいというイメージがつきまといますが、専門の医師によると薬を正しく使えば短期間で完治するそうです。

治療薬には、市販の塗り薬と医師の処方が必要な飲み薬の2種類があります。症状が足裏だけの場合は塗り薬、ツメの内側にまで水虫菌が繁殖した「爪水虫」では飲み薬での治療が一般的ですが、独りよがりの薬の使い方が少なくないようです。

多いのは、汗によるかぶれなどを水虫と思いこみ、水虫の薬を使っているケースです。まずは皮膚科専門医を受診して、菌の検査をしてもらうことが必要です。専門医でも症状だけでは確定診断はできません。

次に水虫と診断されたら、薬はかゆいところだけでなく、足裏全体に塗ります。症状は皮膚が薄い指の間によく出ますが、菌は足裏全体に広がっています。1,2週間でかゆみは消えても、1ヶ月ほど塗り続けてください。というのも菌が残っていれば、高温多湿の夏に増えて、症状が再発してしまうからです。

注意しなくてはならないのは、家族に水虫患者がいる場合です。適切に治療しても、家の中では水虫菌が常に床などに落ちている状態なので再感染のリスクが高まります。掃除を徹底させるのも有効ですが、家族全員で治療するのが理想です。自分が治療して、身内に患者がいる時は、週1,2回、市販薬を予防的に塗ることをおすすめします。

重症の爪水虫などでは、約半年間、薬を飲み続けなければなりませんでしたが、最近では、3ヶ月ほどで治る薬も登場しています。しかし、性的不能治療薬「バイアグラ」などの薬と一緒に飲むと副作用が増強されるので飲み合わせが禁止となる薬もあるそうです。薬は正しく使用しましょう。

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