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乗り物酔いを克服するためのポイント


スペースシャトルで宇宙飛行士を悩ませるのが「宇宙酔い」です。無重力状態という特殊な空間では、気持ち悪さも倍増しそうですが、車酔いと原理は同じだと考えられています。

酔う理由には定説はありません。ですが、日本人宇宙飛行士の宇宙酔いを担当している、東京厚生年金病院耳鼻咽喉科部長の石井正則さんは、1.想定外の急なカーブ、急発進、急ブレーキで脳が混乱する 2.それを「不安」と感じて自律神経などの働きが異常になる 3.冷や汗などに続き、胃の働き異変が起きて吐く ― と説明しています。

つまり、宇宙船でも車でも、想定外の動きが酔いを引き起こすということです。それなので、自分自身で車を制御しているドライバーは酔わずに済むようです。ちなみに、私は、ディズニーランドのビッグサンダーマウンテンは大丈夫ですが、スペースマウンテンは苦手です。真っ暗で次の動きが想定できませんからね(苦笑)。さて、話しを戻すと、車の同乗者はどうすればよいのか、ということになります。

酔い止めの薬は、乗車30分前に服用すれば、良く効きますが、それだけでは不十分です。石井さんは「車中では『酔わないか』と心配せず、なるべく楽しく過ごすよう心掛ける。不快感を増幅させる満腹感、空腹感、胃もたれは避けるように」と注意しています。

ドライブの前の食事では揚げ物など脂っこい食品は厳禁で、消化のよいバナナ、口がすっきりする梅干がお勧めです。また、小さじ1杯ほどのショウガを食べ物や飲み物に入れると、車酔いの予防に効果があります。ミント入りのガムも口の中の爽やかさを保てるので効果的です。

逆に酔い始めてから、梅干、かんきつ系の果物やジュースを口にすると、つばがたくさん出て、吐き気が強まってまうので、気をつけてください。

車中での読書やゲームも望ましくありません。どうしてもゲームがしたい方は、ゲーム機を目の高さより上に持ち上げたり、仰向けになったりすると頭が揺れにくく酔いが抑えられます。高速道路料金の割引により、夏休みに車で家族旅行をする方も大勢いると思います。移動時間も楽しい思い出のひとつです。読書やゲームよりもぜひ、家族のコニュニケーションを楽しんでください。

乗り物酔いを克服するためのポイント

  1. 脂っこい食事はとらない
  2. 空腹、食べ過ぎはだめ
  3. 乗車前に排便を。便秘は要注意
  4. 厚着をしない
  5. 寝不足は大敵
  6. ネクタイ、ベルトは緩め、きつい下着は避ける
  7. なるべく遠くの景色を見る
  8. 進行方向が見える位置に座る
  9. リラックスし、ゆっくりと深呼吸を
  10. 不安が強ければ、乗車30分前に酔い止めを
  11. 頭をぐらぐらさせない
  12. 気分が悪くなったら、早めにシートを倒すか、横になる
  13. 窓を開けて新鮮な風をあびる

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