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2009年11月アーカイブ

兵庫県淡路島に国内で唯一の公的な断食施設「五色県民健康村健康道場」があります。

心身相関を良くする断食には、ダイエット目的以外にも、リウマチ、うつ病、アトピー性皮膚炎などにも効果があるそうです。

断食中は、のんびり過ごしているつもりでも、体は生命を維持するための機能を総動員しています。例えば、脳に必要な糖分は断食後半日で尽きますが、盛んに分泌される副腎皮質ホルモンが筋肉から作り出します。そのほか臓器に必要なエネルギーは、自律神経が働き、おなかに蓄えた脂肪を分解して確保します。また、感受性も強まり、涙もろくなったりするようです。

さらに断食が続くとモルヒネ作用のあるホルモンが上昇し、爽快感がえられます。

一時的に栄養を断つことで、自身の持つ生命力を活性化させ、心身を健康にするのが断食療法の理論なのです。

断食後、急に元の食事に戻すと、飢餓状態に合わせた体は対応できず体調を崩しかねません。断食と同じ日数をかけ、低塩分・低カロリーの回復食で徐々に元の状態に戻すことが必要なのです。

医学管理が厳重な施設で、専門医の指導のもと、断食してみることをおすすめします。ちなみに、同施設の費用は、5泊6日で約9万7000円だそうです。

先日、あるメイクショーの撮影に行ったのですが、その化粧品が、あのモンドセレクションで金賞・銀賞を受賞していると聞いて驚きました。

モンドセレクションは、食品の品質向上を目的として、1961年からはじまった品質選考会です。現在では、化粧品部門もあるそうです。

食品の選考会だけに、化粧品部門でも口紅類の受賞は、大変珍しく、2004年以降の受賞は、こちらの「ナチュラグラッセ」のみです。なんだか口紅自体が美味しそうですね。

もちろん、受賞商品以外のシリーズも安心・安全な商品ばかりです。ファンデーションも洗顔料で落とせます。小さいお子さんがいるお母さんなどは、子どもに顔をなめられても安心・安全です。

長い年月の間繰り返される肌への負担を考えると、こういった肌に負担をかけない自然素材のメイク商品を使用することをおすすめします。次回の同窓会で差がつくこと間違いなしです(笑)。どんなにメイクが上手でも、圧倒的な素肌の美しさにはかないませんからね。

モンドセレクション金賞
ナチュラグラッセ カラーコントロール ピュレ 20mL VI

モンドセレクション銀賞
ナチュラグラッセ ルージュ フラン PK1

※VIとPK1は、色の表記です。リンク先で購入していただけます。

高齢化によるさまざまな症状や認知症などに、漢方が効くことが明らかになってきました。

高齢者に多い病気の中で、介護する家族らの負担が大きいのは、アルツハイマーや血管障害に伴って起きる認知症です。時間の感覚や場所がわからなくなる見当識障害や記憶障害などは認知症の「中核症状」と言われますが、介護者にとって、「中核障害」より「周辺症状」の方が大きなストレスになることがわかっています。

周辺症状には、暴力や幻覚、徘徊(はいかい)などがあります。これらを軽くするとされるのが、漢方薬の「抑肝散(よくかんさん)」です。

東北大学加齢医学研究所の荒井啓行教授らのグループは2005年、抑肝散を一ヶ月間ほど投与することで、多くの患者の症状が改善されることを発見しました。

妄想や徘徊などを抑えるには、抗精神病を使うのが主流です。しかし、ふらつきなどの副作用のほか、認知症高齢者への投与で死亡率が上がる危険性も、アメリカで報告されました。

抑肝散の「肝」は、漢方医学的にいうと、血を蓄えて精神活動をつかさどる部位です。肝の働きが病的になると、怒りっぽくなったり多動になったりします。荒井教授は「抑肝散は、幻覚などの原因となる『脳の暴走』を止めると考えられる」と説明しています。

荒井教授が診た60歳代の女性のケースでは、抑肝散の投与で次第に幻覚や興奮が治まったそうです。

抑肝散の医療保険上の適応症は「不眠や子どもの夜泣き」です。多動症や徘徊などには認められておりません。また、抑うつ的な症状がある人にも向きません。もし家族に認知症の周辺症状があるようなら、漢方に詳しい医師の診察を受け、相談してみてください。

いくつか漢方薬をご紹介すると、「捕中益気湯(ほちゅうえっきとう)」は、季節性のインフルエンザの重症化を防ぐ効果が期待できます。「八味地黄丸(はちみじおうがん)」は、超高齢化時代を迎える日本には欠かせない「抗老化薬」として知られています。

高齢者の中には、複数の病気があり、多剤服用している人も少なくありません。多剤服用の問題はある程度認識されていますが、実際にはあまり配慮されていないようです。この点、漢方薬の大きなメリットは、さまざまな症状に対し、1、2種類の薬で対応できることです。専門家に相談してみる価値はありそうですね。

医療や介護、コンビニエンスストアなど、昼夜を問わないサービスは拡大する一方ですね。社会が便利になる代償として、深夜から未明にかけて働く人の睡眠不足や慢性的な疲れが課題になっています。そこで、夜勤をこなしながら、健康を保つ工夫をご紹介します。

厚生労働省の調査では、夜勤や不規則な交替勤務につく人は、労働人口の約4分の1を占めるそうです。「人間は本来、心身ともに昼間は活動し、夜は休息する動物。自由に調整できると思うのは間違い」と労働科学研究所慢性疲労研究センター長の佐々木司さんは強調しています。

人間の体には約25時間周期のリズムが備わっていて、体温やホルモンなどが調整されているためです。

一日で最も眠気を感じやすいのは、最も体温が下がる午前2時から3時ごろです。この時間帯に夜勤者は緊張しつつ、眠気を抑えて仕事をすることになります。一方、夜勤後にとる睡眠が、活動に適した体温の高い時間帯にくることで、睡眠時間が短縮して質が悪くなり、疲労が回復しにくくなります。

夜勤者の自由時間は勤務前なので、仕事前に疲れを感じてしまう可能性も高くなります。家族との生活時間のずれによって生活の質が下がる影響も無視できません。

長期にわたる生体リズムのズレは、肥満や高血圧、循環器の病気のリスクが高いことが分かっています。最近では、国際がん研究機関が乳がんや前立線がんの発症に関連する可能性を指摘しています。デンマークでは、元夜勤者のがんを労災認定して話題になりました。

「悪影響を減らすには、個人の努力以上に勤務体制の工夫など、組織的な疲労対策が大事だ」と佐々木さんは話しています。世界的な対策基準として知られているのが、、1982年にドイツのルーテンフランツが提唱した9原則です。まずは、職場ごとに問題点を話し合ってはいかがでしょう。

夜勤編成による疲労対策9原則(ルーテンフランツ原則)

  1. 夜勤は連続3夜まで
  2. 夜勤と日勤の交代時刻は早朝を避ける
  3. 勤務交代時刻は弾力化を
  4. 夜勤の勤務は短めに
  5. 次の夜勤まで10時間以上あける
  6. 少なくとも週末を含む2連休をとる
  7. 日勤→夜勤より日勤→夕勤の循環がよい
  8. 勤務が一巡する周期を長くしない
  9. 夜勤、休日など勤務の配置はなるべく規則的に

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