蝶になる意味

蝶になる意味を考えよう!

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あなたにお話を1つしよう。

ある日のこと、イモ虫が悩んでいた。

「ボクは、あの宝石のように空を飛びまわる、美しいのように生まれたかったのに・・・・・・
なぜこんなに小さな枝の上で、いつも揺さぶられていなければならないんだろう?」

友だちのイモ虫が答えた。

「何言ってるんだ。オレたちは羽がないんだから、仕方ないじゃないか?
それに――――」

友だちは、少し離れた枝に触覚を向けた。

「蝶になろうとするヤツは、みんな、あんな姿になっちゃうんだぞ」

恐ろしい姿だった。茶色に変色していて、まるでミイラ。
友だちがしたり顔で、続けた。

「あれが、蝶になろうとしたヤツの末路さ。あんな醜い姿になって、苦しみながら、死んでしまうんだ」

いも虫はくやしそうにうなずいた。

「わかった、もう夢を見るのはやめることにするよ」

「そうだ、それがいい。ときどき襲ってくる害虫を避けてさえいれば、目の前にある葉だけは、なんとか食べられる。それが賢い生き方だ」



私たち人間も、イモ虫と同じようなもの。生きている限り、サナギになるときが訪れる。死んだようになりながらも、細胞は蝶になる準備を整え始める。

サナギの時期はとても辛いものになる。蝶になることがわからないので、なんで自分だけがこんなに不幸なんだ、と恨みたくなる。
だけど、恨めば恨むほど、身体と意識が整わず、蝶になることから遠ざかってしまう。

多くの人が、苦悩、困難、障害にいたずらに思い悩んでしまうのは、自分が蝶になる存在であることに気づいていないからなのではないかな?
今度、悩みが生じてきたら、自分はサナギだと考えてみよう。

「もうすぐ蝶になるのだったら、自分はどんな蝶になるのだろう?」

という問いに、答えてみるんだ。
蝶になんてなれないと思うかもしれないけど、蝶になってしまえば、イモ虫であったことすら忘れてしまうものだ。

蝶とイモ虫の違いがなんだか、わかるかな?

イモ虫は自分で葉を食べるだけだけど、蝶は蜜を吸い、そして花粉を運ぶ。

遠くに運んでいって、そして新たな場所で実を結び、新しい芽生えをもたらす。

蝶は仲介役となって、まわりに豊かさをもたらす。
だからこそ、僕はあなたに蝶になれる存在なんだということに、早く気づいてもらいたいんだ。


神田昌則さんの「あなたの悩みが世界を救う!」より


とてもいい内容なので、そのままご紹介させてもらいました。

イモ虫が蝶になる本当の目的は、自分がキレイになって空を飛べるからというだけではなくて、蝶になれば、それだけ社会の役に立てるからなんですね。

そのあたりの目的意識を間違えるといつまでたっても、蝶にはなれないのかもしれません。


ちなみに、イモ虫がサナギになったり、サナギが蝶になったりすることを昆虫用語で蛻変(ぜいへん)といいます。

身も心もまったく新しい形に進化することです。なんかかっこいいですよね。









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