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神田昌則氏によると、歴史は70年で1サイクルしています。
その歴史の1サイクルの概要は
「英雄者時代」
「実務者時代」
「管理者時代」
「放浪者時代」
という4つの時代に分類できます。
それぞれが17〜18年(70年の4分の1)でバトンを引き継いで、歴史をつくっています。

具体的に人名を交えて説明すると、「英雄者時代」は、何もないところから、新しい価値観を創造する人々が注目を浴びる時期です。
何もないところから、何かをつくれる人、戦後で言えば、松下電器の松下幸之助氏や、ホンダの本田宗一郎氏を始めとした、製造業の経営者が挙げられます。
そして、彼らの1世代下はどうするかというと、すでに商品はあるのだから、先輩と争い合っても仕方がありません。
そこで、新たなものをつくる代わりに、すでにつくられたものを広げる人が必要となります。
つまり、ダイエーの中内功氏や、イトーヨーカ堂の伊藤雅俊氏を始めとする流通業の経営者が活躍する「実務者時代」です。
流通が整備され、商品が日本全国に広がっていくと、今度は事業を効率的に管理していく人物が必要となります。
そこで、大前研一氏を始めとした経営コンサルタントなどの、「管理者時代」に入るわけです。
こうして経済が熟成してしまったあとは、次なる世代は出番がないために、停滞する現状をぶち壊す人物が注目をあびます。
ソフトバンクの孫正義氏や楽天の三木谷浩史氏などで、これが「放浪者の時代」ですね。
現在は、歴史のサイクルで見ると、2015年まで続く「放浪者時代」の丁度折り返し地点です。
そして、その後はまた「英雄者時代」から始まるわけです。
このように歴史のサイクルを考えると、「英雄者時代」つまり製造の時代で、中心的な存在となるは、我々、団塊ジュニアの世代です。
もし、ブロードバンドバブルが2015年まで続くとすると、その時点で成功者も大勢でてくると思います。
大切なのは、その後、どこに向かうかということです。
いつまでも、情報が売れる時代は続かないのです。
オープンソースの登場もあったように、情報は共有する時代になってくると思います。
ひとつの情報に対して、みんなで議論し、修正して、さらに良い情報にしていく、そのような考え方が次の「英雄者時代」につながっていくのではないでしょうか!
私の個人的な意見ですが、製造の時代といっても現時点で物はあふれています。そこで、またゼロに戻って「地に足をつけた物作り」を見つめ直す意味で、農業に注目していこうと思います。
例えば、現在の農家の方に作物の作り方を教えてもらいます。
そして、そのノウハウをインターネットで公開します。
その情報に対して、いろいろな意見や最新情報などを世界中でシェアして、どんどん価値のある情報に変えていきます。
それはまた、自分の農作物にもハネかえってくるわけです。
つまり、次にくる時代は、良い物を作るために情報を共有する時代なんでね。
さらにいうと、次にくる時代が、「英雄者時代」だとしても、戦後まもない「英雄者時代」とはまた違うんですよ。
歴史のサイクルといってもただ繰り返しているだけではありません。
一周してきた時には、いろいろな経験があって、一段上がっているわけです。
例えば、歴史のサイクルの中で、インターネットという便利なツールを手に入れたことは大きいですよね。
つまり、歴史のサイクルとは、らせん階段なんですよ。
真上から見ると、2次元でぐるぐるまわっているだけに見えますが、角度を変えて見ると、3次元でぐるっとまわって一段上がっているんですね。
普段、我々は日常に追われておりますが、たまには、このように70年の歴史について考えるのも良いのではないでしょうか?
日常に追われながらも、どこへ向かうべきかが見えてくるかも知れませんよ。
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